小学4年の頃、夏休みの話。
自宅近くの公園で友達と遊んでいたら、なぜか怪談に。その話の流れで、心霊屋敷へ行ってみようということになった。
そこは当時噂になっていたスポットだった。まあ実際は工事現場によくあるようなショボいプレハブ小屋だったらしいが、なにせ小学生だから話に再現なく尾ひれがつき、その時点ではもはや呪怨ハウスばりの要注意物件と化していた。
この話を持ちかけてきたAによると、自転車で一時間ほどかかるとのこと。とりあえず一旦おのおの家に帰り、「装備」を整えてここに集合することになった。
ビビリの俺もさすがに探検隊気分。ワクワクしながら自宅に戻る。
【時空の歪み】消えた自転車とその結末続きを読む