妖精リング

334 :本当にあった怖い名無し:2012/08/23(木) 23:33:02.99 ID:bDS1Tt0P0
 
ちょっと長い話なんですが、 
少し前に祖父とイギリスに行ってきたんですけど。 
隣のベッドの祖父が低いうなり声を上げているのに目を覚ますと、
祖父の寝ているベッドを囲むように白いもやが見えて、これってゴーストか!? 
祖父が襲われている、助けらんないし!と震えてみていたのですが。 
勢いよく身体を起こした祖父は、聞き取れないことを怒鳴り散らしてベッドに立ち上がると、
周りの白いモヤモヤに正拳突きとか、もうモヤモヤをフルボッコ。 
「自分等のことは同じ国の人間に頼め」と怒鳴ると上段前蹴り。 
モヤモヤは霧散して、祖父はベッドに正座して深く呼吸してから振り返ると、
「起こしたか、もう大丈夫だ寝ろ」 
確かに私は大丈夫というか、祖父よアナタは何をしたのですか?と疑問が。 
「じいちゃん、今の知り合いなの?」


336 :本当にあった怖い名無し:2012/08/23(木) 23:37:39.96 ID:bDS1Tt0P0
 
聞いてみました。 
寝直す体制に入った祖父が言うには、昔の知り合い(すでに亡くなっている英国紳士の皆さん)らしいんですが。
イギリス人の死後のことなんか日本人の自分に分かるわけが無いのに、
色々と寝ている祖父に話しかけてきて煩いし、
孫(私が)怖がると可哀想なので撃退したそうです。 
オカ板で時々聞く幽霊に肉弾戦って、気合いで出来るものなんだと思うのと、
消えていくモヤモヤの一人が私を振り返って、なんとなく見えた顔が困った顔をしていたのですが、
その顔は祖父によく似ていました。祖父の亡くなったお兄さんでしょうか。 

私達、祖父のお兄さんの葬儀に参列するのにイギリスに来たんです。 
そして祖父は、日本人の祖母に惚れ込み結婚して帰化したけど、
正真正銘のイギリス生まれのイギリス育ちのイギリス人です。


337 :本当にあった怖い名無し:2012/08/23(木) 23:51:22.79 ID:6FtnCWI7O
 
>>336 
お祖父様素晴らしいw 
なんつうワイルドダンディーだ 


339 :本当にあった怖い名無し:2012/08/24(金) 00:00:37.12 ID:5YXfBhDbO
 
>>336 
なんて豪傑なおじいさまww


340 :本当にあった怖い名無し:2012/08/24(金) 00:03:51.86 ID:paKkWnSS0
 
>>334 
やだおじいさまもえ…ゲフンゴフン 
素敵なおじいさまですね!


341 :本当にあった怖い名無し:2012/08/24(金) 00:20:15.23 ID:bchEQ1Pq0
 
334です。レスありがとうございます。 
祖父は70代の白髪頭・顎髭・マッチョじいちゃんです。 
好きなものは祖母と残念な鼻歌の孫ですが、
若い頃に素手でエゾシカと戦った、ちょっと間違った感じの多い元イギリス人です。 
あっ、昔イギリスで妖精見たとか言ってたです。


342 :本当にあった怖い名無し:2012/08/24(金) 00:26:06.56 ID:KDxpb3cQO
 
>>341 
イギリスの妖精さんすげー! 
やっぱり夏至の夜とかなのかな 
ホビットとかコボルトみたいなのなら裏山


343 :本当にあった怖い名無し:2012/08/24(金) 02:04:48.17 ID:bchEQ1Pq0
 
>>342
祖父の妖精遭遇は数え切れないくらいあるそうです。 
まだ起きて酒盛りしていたので聞いてきました。笑えるか微妙ですけど。 

初めて妖精を見たのは多感な少年時期、場所はイギリス。 
寄宿学校で普段生活していた祖父は久しぶりに帰った自宅で、
兄と10年以上も開けたことのない屋根裏を開けて、何かの飾りを出そうとしたのですが、
そこで生まれて初めての妖精を見たとの事です。


344 :本当にあった怖い名無し:2012/08/24(金) 02:05:39.77 ID:bchEQ1Pq0
 
床に積もった埃、足跡も無いその屋根裏部屋の窓の光が差し込む真ん中に、
小さな摘み取られた野花が直径1メートルくらいの円に置かれていて、
埃はキラキラと光の中に舞っている、ちょっと現実離れした空間。 
その花で作られた円の真ん中に、初めて会った妖精は居たそうです。 
汚い緑色のオッサンとしか思えない風貌の50センチくらいの妖精が二人、レスリングしていたそうです。 
祖父はもっと可愛くて綺麗な、小説に出てくる妖精を信じていた年頃なので、
「俺の夢と希望を踏みにじりやがって!」と、むかついて屋根裏部屋を力一杯閉じた。
けれど、一緒に居た祖父の兄には、花で作られた円は見えても妖精は見えなかったし、
その後も見えることはなかったらしいです。 

後日、再び開けた屋根裏部屋に花は残っていましたが妖精はおらず。埃も均一に積もったままだったと。 
まぁ、酔っ払いの祖父のお話です。ホビットじゃ無くてごめんね。