病院の怖い話

534 :精神病院の話:2005/10/11(火) 03:06:59 ID:0ERHDhHvO
 
友達がむかし働いていた病院では、措置室というものがあり、
統合失調症(昔は分裂症といってた)の患者などが、発作を起こした時に入れられていた。 
当然、自殺防止のために窓は鉄格子つき、なにもない6畳ほどの鍵付きの部屋だった。 
だが、友人が働いていた10年ほどの間に、そこでは二人の患者が死んでた。 


536 :精神病院の話:2005/10/11(火) 03:11:05 ID:0ERHDhHvO
 
一人は、靴下をほぐしてひもをつくり、鉄格子にかけ首吊り。 
もう一人は、靴下(と思われる)のなかに隠し持ってたカミソリの刃で、頸動脈を切断。 
その後、その部屋は開かずの間となり、長いこと使われなかったが、
ある日、急患で運ばれてきた患者がいた。


538 :精神病院の話:2005/10/11(火) 03:16:08 ID:0ERHDhHvO
 
その患者は女性で、分裂病の発作を起こし暴れるから、家族の要請で運ばれてきた。 
しかし、一時的に収容する部屋がふさがっていたため、仕方なくその死人がでた措置室に入れようとしたところ、
激しく抵抗し、「怖い!こわい!この部屋は嫌!」と叫びだした。


539 :精神病院の話:2005/10/11(火) 03:20:18 ID:0ERHDhHvO
 
なにも知らない新人の看護士が、「なにが怖いの!?」と叱ったところ、
「女が血まみれで死んでる!」と、部屋を指差し絶叫したそうです。 
事情を知ってる古い看護士たちは、唖然としたそうです。 

友人いわく、
「運がよければ霊能者になれて、悪ければ一生病院暮らしなんだろうね、ああいう人って」

その病院は北九州にまだあります。


484 :本当にあった怖い名無し:2005/11/09(水) 14:36:51 ID:4LDcHOcj0
 
俺が体験した話を書こう。転載でもネタでもなくマジ話。 

3年前にね、バイト先の友達がスキーで骨折して、埼玉の武○○病院に入院したんだよ。 
そこバイト先から車で15分くらいだったんでね、3日に1度くらい見舞いに行ってた。 
俺は霊感というほどじゃないけど、霊の存在を何となく感じることができて、骨折した友達はバリバリ霊感が強い。

確か3回目にお見舞いに行った時の事。夕方だったね。
その病院、階段の踊り場に灰皿があってさ、そこの椅子に座って2人でタバコ吸ってた。
談笑中、突然耳鳴りがして、下の階段を凝視した。見えないけど、何か来たっていうのが分かった。 
俺そこをがジーって見てると、友達が服の裾を掴んで「見るな」と。 
「やっぱいる?」って聞くと、「ろくなもんじゃない。見てるとやばいよ」 
詳細を聞くと、体が子供で顔がじいさん。そいつが俺たちを見てニコニコしてる、と。 
「うわ、そりゃビジュアルだけでも十分やべえや(笑)」って、笑いながらそこを見てると、
「馬鹿、笑いながら見るな!」って、友達ちょいマジ切れで、俺の手を掴んでひょこひょこ病室に帰った。
「どうしたんだよ?」って聞いたら、
「お前、笑いながらじいさん見てたろ。
 そしたらじいさん、突然凄い形相になって、こっちに向かってきたから逃げてきた」
そりゃやばいやって事で、お見舞いに行ってもそこの階段は使わないことにした。 


485 :本当にあった怖い名無し:2005/11/09(水) 14:37:28 ID:4LDcHOcj0
 
友達が入院して2週間目くらいかな。
その日も夕方だったんだけど、冬だから18時になると外は真っ暗なのね。
だから大抵の人はその前に帰るんだけど、俺は暇だから夕方の面会ギリギリまで友達の病室にいた。

で、時間になったので1階に降りて、トイレに寄って、用を足してトイレから出ようとした瞬間、金縛りにあった。
立ったまま、体どころか顔すらピクリとも動かせない状態。
後ろから物凄い悪意に満ちた視線を感じて、まずいと思ったので、
心の中で九字を切って、唯一覚えた魔よけの呪文を唱えた。 

体は相変わらず言うこときかないが、何とか顔だけ動かせたので、
悪意の正体を見ようと、無理やり顔を捻って後ろを見た。 
悪意の正体は女の子だったよ。4~5歳くらいの。
おかっぱ頭で、ちびまる子ちゃんをリアルにして少し大きくしたような。
なんつーんだろ、笑い声が、まさしく「ケタケタケタ」って感じでこっち見てんの。
しかも目がね、空洞なんだよ。真っ黒なの。心底ゾッとした。 
消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ!って心の中で叫んでると、
女の子が甲高い声で、「さっきおじいちゃんを殺してきたよ」と気味悪い笑顔で言って、ぴょんぴょん跳ねた。
跳ねがどんどん大きくなって、俺と同じくらいの高さくらいまで跳ねた瞬間、一足飛びで俺の所に跳ねてきた。
俺は恐怖とショックで立ったまま失神。 


486 :本当にあった怖い名無し:2005/11/09(水) 14:38:12 ID:4LDcHOcj0
 
どれくらいか、時間的には1分か2分くらいだろうね、気づいたらその場にへたり込んでた。 
あの女の子は死神の類なんだろうか?
霊なんてまともに見たことないのに、あんな形で見ることになるとは・・・・

次の日、もちろん昼間ね。
病院に行って友達に昨夜の出来事を伝えると、
「それって1階の受付から見て、左に10mくらい行ったとこのトイレか?」
まさしくそう。 
「そこだよ。あそこやばくね?」って言ったら、
「ごめん、言うの忘れてた。あそこは使うな。あのトイレはピンポイントの霊道だ」

トイレの霊道はマジでやばいらしく、ただでさえ不浄な場所なのに、そこを不浄な霊が通ると、
同調して霊道をはずれ、その場に留まることが多々あるらしい。
俺が見た女の子は、そのうちの一人なのかも。 
まるで霊感の無い奴なら気にならないらしいが、
俺みたいな中途半端な奴がそいう場所に行くと、危険な目に会いやすい。

んで、「昨日この病院で、じいさんが亡くならなかったか?」と、気になってた事を聞くと、
「分かるわけないだろ。毎日誰か死んでんだ。そんなのいちいち気にしてらんねーよ」
そう、大きな病院て、そういうとこなんだよね。改めて気づかされたっていうか。 

その1週間後に友達退院したから、もうあの病院には行ってないけど、ほんとに怖い体験だったよ。


210 :本当にあった怖い名無し:2012/08/15(水) 15:39:01.36 ID:nKQ25spC0
 
俺が若い頃の話なんだけど、腰椎の手術のために大学病院の整形外科に3ヶ月ほど入院した。
検査をして手術し、寝たきりの状態が1ヶ月くらいあって、
回復が進むにつれて、喫煙者だった俺は煙草が吸いたくてしょうがなかった。
やっと固定の期間が過ぎてリハビリをするようになると、病院のロビーに行ってやっと煙草を吸うことができるようになった。
当時は今のように院内全部禁煙というわけではなかったんだな。

で、入院が長引くにつれて夜眠れなくなった。
それで、6人部屋だったけど毎夜遅くまでイヤホーンでラジオの深夜放送を聞いていた。
その夜もそうしていて、2時過ぎ頃一服してから寝ようと思って病室をそっと抜け出した。
整形はそうでもないが、大きな病院なので内科の階では毎日のように死者が出ているようだったけど、
病院の夜は看護室は明かりがついていて宿直の医師や看護師さんがいるし、
俺のように眠れずに病院内をうろついている入院患者もけっこういて、怖いと思ったことはなかった。

エレベーターで1階のロービーまで降りて、喫煙所で煙草を吸っていると救急の待合室が見える。
指定病院なので、こんな時間でも救急の待合室には赤ちゃんを抱いた若い母親などが十人くらいいる。
煙草を吸いおえ、自動販売機で缶コーヒーを買って、病室に戻ろうとしてエレベーターまでの廊下を歩いていると、
ふっと俺の前2mくらいのところに車いすの婆さんがいる。
間違いなく何もなかったのに突然目の前に現れたという感じ。
縮れた白髪の薄くなった頭がゆらゆらと前後に揺れている。


211 :本当にあった怖い名無し:2012/08/15(水) 15:39:42.89 ID:nKQ25spC0
 
こんな婆さんは普通は介護の人がついているもんだけど、一人で車いすに乗って進んでいる。
しかも車いすのタイヤに手が置かれていない。
その後ろ姿を見ていると背筋がぞくぞくっとして、これはこの世の人じゃないんじゃないかと思った。
俺はその場に立ちどまって、車いすのものがいくのをやりすごそうとした。
そしたら車いすも俺の様子がわかるかのようにぴたりと止まって、何ともいやーな空気が流れた。
俺は後ずさろうとしたけど体が硬直したように動かない。
前後に小刻みに動いていた婆さんの頭の揺れが大きくなって、俺のほうを向いてがくんと倒れた。
首の骨が折れたのでなければありえないような動きで、俺はもろに婆さんの顔を見てしまった。
しわだらけの顔は真っ白で、両目のまぶたが赤い。
逆さまの頭で俺のほうを見すえて、婆さんは「・・・連れていっておくれよ・・・」と言った。
俺はうわっと思ったがやっぱり体が動かない。
固まっていたら、一人の女の人がエレベーターを出てきびきびした足どりでこっちに歩いてくる。
30代前半くらいで、白衣は着ているもののこの病院の看護師の制服ではないので女医さんかもしれない。
その人は車いすの正面にくると婆さんの肩に手を置いて、もう片方の手でゆっくり婆さんの頭を起こした。
そして俺のほうを見て目配せをすると、「大丈夫ですよ」と囁いた。
俺に言ったのか婆さんに言ったのかわからなかった。


212 :本当にあった怖い名無し:2012/08/15(水) 15:41:03.45 ID:nKQ25spC0
 
すると婆さんが動物のような速い動きでその人の腕に噛みついた。
その人はちょっと驚いたような顔をしたものの、
噛みつかれた腕はそのままにして、もう一方の手で白衣のポケットからすごく長い数珠を取り出して、
婆さんの頭の上で何度も振った。
すると婆さんの姿が何というかぼんやり薄くなったように見えた。
女の人は噛まれた腕をそっとはずすと、俺に向かって「病室に戻りなさい、こんな時間に出歩いてたらだめでしょう」。
強い口調で言うと、くったりと頭を垂れた婆さんの車いすを押して廊下をまっすぐ進んでいった。
俺はエレベーターで病室まで戻って今見たものは何だろうと考えていたが、いつの間にか眠ってしまった。

次の朝、この病室担当の若い看護師さんが体温を計りにきたときにこの話をすると、
「・・・珍しいものを見たわね、それは○○さんでしょう。この病院に夜だけ来てもらってる方なの。
 ・・・他の患者さんにはこの話はしないでね」
と言われた。
それ以上の詳しい話はしてくれなかった。

それ以後、退院するまで夜中に出歩くのはやめた。
それにしても、幽霊だとしても車いすも幽霊になるものなのか今だに不思議。