供養塚

323 : 本当にあった怖い名無し : 2008/07/02(水) 17:40:27 ID:S1M4sV+R0
 
その地方の猟師の家系は、子どもの頃から捕った獲物の数を数えて、 
それが千匹になるごとに、簡単な塚を建てて供養しているそうです。 
昨今は猟師自体が減っているので、そうそう塚が増えることもないのですが、 
今でも猟師を職業としている方はもちろんいますので、 
大々的な地域の供養(お祭り)の他に、猟師会や個人の供養式が行われることもあるそうです。 


323 : 本当にあった怖い名無し : 2008/07/02(水) 17:40:27 ID:S1M4sV+R0

しかし、こんなご時世ということもあり、昔じゃ考えられないことだったそうですが、 
オカルトはまったく信じない!というタイプの猟師が塚を一切建てなかったそうで、 
それでも普通なら、家族の誰かが代わりに供養するものなのですが、 
一家揃ってそういうタイプの人間ばかりだったようで、一切供養を行わなかったそうです。 
(その家の祖父母はきちんと塚を建てていたそうですが、早くに亡くなってしまいました) 

その猟師さんは主に狐の毛皮を捕っていたということで、地域の人たちは、
「動物霊の中でも特に強い狸や狐を甘く見てはいけない」「絶対祟りがある」と、口をそろえて言っていたそうです。




324 : 323 : 2008/07/02(水) 17:55:18 ID:S1M4sV+R0

 
その猟師さんが3年前に、肺炎をこじらせて亡くなったそうなのですが、 
晩年関節リウマチがひどく、手足は酷く変形し、猟にも出れずほぼ寝たきりだったので手足はやせ細り、 
最後までリウマチの痛みに苦しんでいたそうです。

そして、棺桶に入ったその猟師を見た猟師仲間がぽつりと発した一言で、
葬式の場にいた人たちはみな凍り付いたと言います。 
「死に様が、まるで撃たれた狐みたいじゃないか・・・」
関節リウマチで変形した手は、狐の手のように先細り、 
膝や手首も、狐が手を下げているように不自然に曲がり、 
猟師仲間の言ったように、その遺体は狐の死体そのもののように見えたそうです。 

遺族はその一言に恐怖を覚えたのか、その後立派な供養塚を建てて、供養式もきちんと行ったそうです。