本棚

238 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/02/20 19:25
 
まだ実家に住んでた頃の話。

高3になってすぐ春だか夏だかの週末だったと思う。
自分の部屋って割と大きいから、壁の1面は本棚で埋めてたのよ。軽く小さな古本屋やれるくらいの量。
田舎だったのもあって、外に出るよりは家で本読んでる事のが多かったんだけど、
その日は本当に狂った様に本読んでたのを覚えてる。

シリーズ物の小説を初めから終わりまで読んでて、次の巻をとろうとしたんだと思う。
本の入ってた隙間から、凄い楽しそうに笑うお面が覗いてた。
驚くって言うよりも呆気にとられて、持ってた本を落として、その音と同時に消えた。
「うわあ・・・」って感じで、本そのままにして親のいる部屋に行ったら、
「友達来てんのか?あんまり騒ぐなよ」って言われた。
ウチの構造上、2階に上がるには居間通らなきゃなんないし、何より朝から一人だったんだけど。


240 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/02/20 19:28
 
「音楽もかけずに静かにしてたよ」って言ったら、
「なんか大声で笑ってたじゃん、独り言多いよ」とか言われた。
さっきの気持ち悪い笑顔思い出して鳥肌立ったから、問いただしてみたら、結構前からそういう事あったらしい。
PCは家族と共用だから別として、自分の部屋に独り言言う様なもんは無いし、
当然、本読みながら突っ込みいれるタイプじゃない。
きもちわりーなと思って、さっき見えた事を話したら、親父が思い出した様に話してくれた。
昔、ウチにはずっと伝わるお面があるらしい。俺がさっき見た様な笑ったお面。
子供の頃見せられて大泣きしたからしまってある、とか言ってた。
しかもしまってあるの、俺の隣の部屋なんだよね。

怖いから親父と一緒に見に行ったら、埃被った桐の箱の中に入ってた。
灰色がかかったクリーム色の、ニタニタ笑ってるお面。
触ったり裏面見たりしたけど、本当に気持ち悪い。何ていうか、夜中一人でに浮き上がってそうな。




243 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/02/20 19:32
 
桐の箱が置いてあった棚は、俺の部屋の本棚の裏。
なんか因縁めいてるし怖いから、いわくでもついてんのかと思って聞いたけど、知らんって言うし。
親父が子供の頃からあったらしい。

結局、俺が燃やしてもいいかって言ったら、近所の神社だか寺に供養してもらうって、おかんが持ってちまった。
その後どうなったんか知らんけど、住職さんは御神木から作ったお面だって言われた。
余計なもん作りやがって。本気で気色悪かった(((;゚д゚)))