漫画机

351 :こわい:2009/10/07(水) 17:59:37 ID:fEz4EZH40
 
自ジャンル厭離(※オンリー:ジャンル限定のイベント)のために新刊を出そうと張り切っていたある夜の事。 
どうも原稿が締め切りに間に合いそうに無くて三日ほど修羅場っていたのだが、 
いつの間にか気を失うようにして眠ってしまっていたらしい。 


351 :こわい:2009/10/07(水) 17:59:37 ID:fEz4EZH40

はッと気がつき、「やべえ、間に合わん!」と原稿を見ると、そこには完成原稿が。 
「これがいわゆる『神が降りた』というやつか!」 
ほくほく顔で原稿を読み進めると、どうにもおかしい。 
全然自分の絵柄じゃない。ていうか自分より死ぬほどうまい。
それはまだいい。 
キャラが全員血まみれだった。 
インクで描かれた血、というわけじゃなくて、本当に血液。 
自分はどこにも怪我してる様子は無かったし、部屋には赤いインクも無い。 
一人暮らしなので、誰かが悪戯で描いたというわけでもない。 
気持ち悪いので、厭離での新刊は諦めて、過去の発行物でお茶を濁すことにした。 



351 :こわい:2009/10/07(水) 17:59:37 ID:fEz4EZH40

厭離の数日後、車にはねられた。左腕と肋骨を折る重傷。 
退院して改めてあの原稿を見返すと、自分の怪我とキャラの血が出ている部分がほとんど同じ。 
結局、気持ち悪がった相方がその原稿を処分してしまったが、 
あれは予言みたいなもんだったのかなと、今でも不思議に思っている。