足が・・・

719 :本当にあった怖い名無し:2010/07/20(火) 08:42:01.17 ID:h9HyrfGJ0

母から聞いた話を書いてみようと思います。

昔(母が高校生くらいの頃)、母にはAさんという友人がいたそうです。その人は別に「心霊現象」に合う方ではなく、本当に普通の人だったそうです。

ある日、母とAさんは近くの銭湯へと行きました。


719 :本当にあった怖い名無し:2010/07/20(火) 08:42:01.17 ID:h9HyrfGJ0

現在でもそうですが、長風呂派の母はゆっくりと入っていたそうですが、Aさんは比較的早く上がってしまう人らしく、熱いということで先に脱衣所へと行ってしまったそうです。

それからしばらくして、衣類を身につけたままのAさんがあわてて母の元へと駆け寄ってきました。何事かと聞いてみると、Aさんはとても動揺しながら、
「足が!足が!」と言っていたそうです。

とりあえずAさんを落ち着かせるために、急いで浴場を後にして脱衣所へと向かいました。番台には番頭さんがおり、脱衣所には誰もいない。
Aさんは1人震えながら母の背中に隠れていたそうです。Aさんが落ち着いた後、詳しく聞いてみました。



719 :本当にあった怖い名無し:2010/07/20(火) 08:42:01.17 ID:h9HyrfGJ0

Aさんいわく、脱衣所へとやってきて、衣類を身にまとい、髪を乾かしていた時、たまたまヘアピンを落としてしまいしゃがんだそうなのです。
その時かがむ感じではなく、上半身を下げるような体制でヘアピンをひろったとき、自分の足の向こうに、もう1人の足があったそうです。まるで、自分の後ろにピタリとくっつくように。
誰か待っているのかと身体をあげたそうですが、鏡にはAさんの姿だけ。

そこから急に怖くなったAさんは、衣類を身にまとったまま浴場にいる母の元へと駆けた、とのことでした。
その時は単なる見間違いだろうと母も笑っていたそうですが、その日以来、Aさんは足を見ることが多くなったそうなのです。
初めて見た時のようにかがもうがそうでなかろうが、いつも自分の側にピタリとくっついているそうなのです。


それからというもの、Aさんは元気をなくしてしまい、ある日お亡くなりになられました。
原因は酔っ払いが運転する車に追突されたとのことですが、母はきっと「足」が何かしら関わっているのではないかと思ったそうです。

後日、Aさんの通夜に参加した母ですが、帰ってくるなり疲れた顔をして、私にこの話をしてくれました。そして、一服を終えるなり一言つぶやきました。
「Aね、事故で命を落としたのもそうだけど、両足もなくしちゃったのよ」
もしかしたら、あの足はAさんのものだったのでしょうか?それとも、Aさんの足を狙った何かだったのでしょうか?

長文&乱文失礼しました。